ポルシェがイーサリアムのブロックチェーン技術を導入へ

ドイツの高級自動車メーカーであるポルシェ。
日本人でも憧れている方の多い自動車ですよね。

そのポルシェが自動運転機能にイーサリアムのブロックチェーン技術を利用するみたいです。

ポルシェのブロックチェーン技術採用の背景

ポルシェはブロックチェーンとAI開発を行っているスタートアップ企業Xainと提携を結んだことで今回の話が出たようです。
ちなみにスタートアップ企業とは新しい技術を開発する企業のことで、日本ではベンチャー企業と呼ばれることが多いかもしれません。

ブロックチェーンの採用でどのようなメリットがある?

ポルシェではブロックチェーンを採用した自動車をブロックチェイニング・カーと呼んでいます。

ブロックチェーンを使用することで、ドアロックの開け閉めが今よりも6倍高速になったり、車両間の情報交換も可能になるとのことです。
例えば道路の渋滞情報をいち早く共有することができ、渋滞の緩和にもつながるかもしれないですね。

また、車両を第三者で共有する場合のセキュリティの向上も期待されています。

例えば最近都心ではカーシェアリングが人気を集めています。
複数人で車両を保有して、利用する場合の情報などの管理もブロックチェーンを利用することでスマートになるかもしれないですね。

イーサリアムのブロックチェーンでどんなもの?

イーサリアムのブロックチェーンにはスマートコントラクトという技術が採用されています。
スマートコントラクトはその名の通り契約(コントラクト)をスマートに行うことができるようになるもの。

契約を自動化することで、決済期間の短縮や不正の防止に役立つ機能です。

実は馴染みのあるスマートコントラクトの考え方

スマートコントラクトと聞いても正直ピンときませんが、スマートコントラクトの考え方自体は実は私たちにとても馴染みのあるものです。

それは自動販売機。

自動販売機は完全自動化で契約を完了できるものです。

自動販売機で行うことは「決められた金額を払う」「欲しい商品のボタンを押す」。
この2つの条件が満たされたときにだけ契約が実行されることになります。

このようにスマートコントラクトというと新しい技術に聞こえますが、これまでにもあった考え方なのですね。

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